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最新補聴技術

会話だけじゃない!?補聴器最新技術

原始的なラッパ型の道具から始まり、初期(1960年代)の補聴器は、弁当箱ぐらいの大きさでした。
そして現在、デジタル技術の発展により、補聴器にも様々な機能・技術が加えられています。普段の生活のなかで、補聴器ではなかなか改善できなかった問題も、これから紹介する技術で改善できるかもしれません。
そんな現在の最新補聴器技術をご紹介します。

Bluetooth 【ブルートゥース】

ブルートゥースのマーク
ブルートゥースは近年、携帯電話やパソコンなどの電子製品への普及が多い技術です。半径10メートル程度の無線通信で、身体には影響はありません。ブルートゥースに対応した電子機器と通信し用途にあった操作等が可能となります。機器間に物があっても電波が届く範囲で通信が可能です。
ブルートゥース対応の補聴器専用リモコンやテレビ視聴器具を使う事によって、周囲の雑音に影響されることなくテレビの音声を補聴器で聴く事ができます。
また、お持ちの携帯電話がブルートゥース対応であれば、補聴器を使って会話ができます。携帯音楽プレイヤーなどへの接続も可能です。

周波数変換・周波数圧縮

さまざまな原因で高音域の聞こえが低下してしまった場合、高音域の音を聞く事は難しくなります。補聴器で音を大きくし、高音域を聞くとなるとハウリングや雑音など様々な弊害が生まれます。そこで登場した技術が「周波数変換」「周波数圧縮」です。

 
「周波数変換」ワイデックス“オーディビリティ・エクステンダー”
耳掛け型D4-9
耳あな型D4-CIC
耳あな型D4-XP
「周波数変換」はワイデックス社の補聴器に搭載された“オーディビリティーエクステンダー”という機能です。どうしても聞き取りづらかった周波数の音自体を変換して、聴力の範囲内に収める事により玄関のベルや電子レンジなどの聞き取りが便利に。ワイデックス詳細ページへ

 
「周波数圧縮」フォナック“サウンドリカバー”
ナイーダVシリーズ
「周波数圧縮」はフォナック社の補聴器に搭載された“サウンドリカバー”という機能です。
「s」「sh」などこれまで重度難聴者や、高音域の聴力低下によって特に聞き取りづらかった高周波数帯域の音を、下記の図のように聞き取りやすい周波数帯域まで圧縮。自然に聞き取れるようになる事で、自らの発音まで改善されます。

ワイヤレス補聴援助システム

学校や職場での会議などでは、補聴器を利用しても聞き取りが難しい環境があります。聞こえは話し手との距離、周囲の騒音、反響音に大きく影響されます。
 
補聴器援助システムは、マイクロホン付きの送信機から、話し手の声を補聴器/人工内耳に取り付けた受信機へ送り、聞き取りを改善するシステムです。 補聴器が周囲の騒音を拾ってしまう騒がしい場所や、反響の多い場所、話し手との距離が離れている場所で役立ちます。言語獲得中のこどもたちのために教室で広く使用されているほか、会議や講演など、聞こえによるコミュニケーションを強力にサポートしています。

 
フォナック 次世代補聴援助システム「ロジャー」
従来のFMシステムは、学校側が教室ごとにあらかじめチャンネルの振り分けを行う必要がありました。Roger(ロジャー)なら、そうしたチャンネル管理の手間が不要。また、異なるワイヤレスマイクからの音声が混信しないので、同じ教室内でグループ分けしても授業を進めるなど、授業の自由度や利用シーンも大きく広がります。デジタル無線方式だから、Roger(ロジャー)は音声がさらにクリアに。 教室をはじめ、騒がしい場所で、その差をはっきりと実感できます。聞き取りの性能は、臨床の結果からも明らかになりました。「語音明瞭度」をみると、2世代前のマルチ・チャンネルFMと比較して、最大54%向上、Dynamic FMと比較しても最大35%向上(※)しています。ロジャー詳細ページへ
 
※ Comparison of speech recognition with adaptive digital and FM wireless technology by listeners who use hearing aids - Professor Linda Thibodeau, PhD
↓送信機(クリックで画像を拡大)
↓受信機(補聴器側)