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最新補聴技術

会話だけじゃない!?補聴器最新技術

原始的なラッパ型の道具から始まり、初期(1960年代)の補聴器は、弁当箱ぐらいの大きさでした。
そして現在、デジタル技術の発展により、補聴器にも様々な機能・技術が加えられています。普段の生活のなかで、補聴器ではなかなか改善できなかった問題も、これから紹介する技術で改善できるかもしれません。
そんな現在の最新補聴器技術をご紹介します。

充電できる補聴器

充電式耳あな型

360°から音声を認識

超高速処理を可能にするベロックスチップによって、オープンは、さまざまな会話が飛び交うにぎやかな聞こえの環境であっても、―360°―周囲の音声を耳に届けてくれます。音や会話に、自ら耳を傾け、自分にとって重要な音にフォーカスすることができます。今までの指向性機能がついた補聴器とはコンセプトが異なり、脳で聴く(Brainhearing)ため、必要以上に音を抑えません。横にいる方の話声や、複数人での会話で効果を発揮することでしょう。
 

オーティコン・オープンSに内蔵 べロックスSチップ

  • データ処理能力を50倍まで向上
  • より高い信号処理と周波数分解能を可能にする、64信号処理チャンネル
  • 毎秒100回以上の高速処理で360度にわたり周囲の音の環境を分析
  • 毎秒12億回(1,2000MOPS)の演算処理性能
  • 世界初のTWINLINK通信システム
  • 進化した2.4GHz外部機器通信
 
従来型の指向性(左)ではなく、360°全方位の音を処理します

形も、音も、オーダーメイドに。

バートB チタンでは、耳穴型補聴器の中でも、極小の補聴器を製作するとこができます。通常の耳穴型はアクリル材質のため、小さくし過ぎてしまうと耐久性に影響を与えます。バートBチタンは、チタン素材で製作するため強度が高く、外装が薄くできることから、アクリル素材よりも小さく製作することが可能となります。
 
※耳穴型補聴器は、お耳の状態によって製作が難しい場合もございます。

バイオメトリック・キャリブレーション

フォナック バートBシリーズでは、オーダーメイドの耳穴型を製作する際に、バイオメトリックキャリブレーションという、音質処理の設定を行います。お客様の耳型から約1,600箇所のデータから耳穴の特性を補聴器に記憶させ、耳介による集音効果を活かします。
 

ワイヤレス補聴援助システム

学校や職場での会議などでは、補聴器を利用しても聞き取りが難しい環境があります。聞こえは話し手との距離、周囲の騒音、反響音に大きく影響されます。
 
補聴器援助システムは、マイクロホン付きの送信機から、話し手の声を補聴器/人工内耳に取り付けた受信機へ送り、聞き取りを改善するシステムです。 補聴器が周囲の騒音を拾ってしまう騒がしい場所や、反響の多い場所、話し手との距離が離れている場所で役立ちます。言語獲得中のこどもたちのために教室で広く使用されているほか、会議や講演など、聞こえによるコミュニケーションを強力にサポートしています。
フォナック 次世代補聴援助システム「ロジャー」
従来のFMシステムは、学校側が教室ごとにあらかじめチャンネルの振り分けを行う必要がありました。Roger(ロジャー)なら、そうしたチャンネル管理の手間が不要。また、異なるワイヤレスマイクからの音声が混信しないので、同じ教室内でグループ分けしても授業を進めるなど、授業の自由度や利用シーンも大きく広がります。デジタル無線方式だから、Roger(ロジャー)は音声がさらにクリアに。 教室をはじめ、騒がしい場所で、その差をはっきりと実感できます。聞き取りの性能は、臨床の結果からも明らかになりました。「語音明瞭度」をみると、2世代前のマルチ・チャンネルFMと比較して、最大54%向上、Dynamic FMと比較しても最大35%向上(※)しています。ロジャー詳細ページへ
 
※ Comparison of speech recognition with adaptive digital and FM wireless technology by listeners who use hearing aids - Professor Linda Thibodeau, PhD

ロジャー・セレクト (Roger Select) 

ロジャーは学校などの教育場面で、主にお子さんが使用されることを想定されていましたが、今回のセレクトは主に成人(高校生以上)の方が、職場や学校などで使用されることを想定しています。
 
6方向から、補聴器ユーザーが聞きたい方向を”選択”し、騒音下での聞き取りに貢献します。パーティ会場など騒がしいところでも、テーブルに置き、会話したい相手の方向を選択していただければ、違いをご実感頂けるかと思います。
Bluetoothでのハンズフリー通話やTVアダプターへの接続など、汎用性が高く大変便利な製品です。

ロジャー・タッチスクリーンマイク (Roger Touchscreen mic)

スマートフォンのように、タッチ操作が可能なため、園や学校などで、本人ではなく先生や保護者が操作しやすいように考えられています。画面上で、接続状態の確認や、グループでのネットワーク形成、外部入力を使ったリスニングテストでの活用など様々な場面が想定されます。

ロジャー・オン (Roger On)

ロジャーオンは、近距離対応マイクで初のディスプレー表示など、最新機能を搭載したワイヤレスマイクです。多彩なマイクモードで様々なシーンで利便性を発揮します。また、マイロジャーマイクアプリを使用する事で、スマートフォンからマイクを操作できます。

周波数変換・周波数圧縮

さまざまな原因で高音域の聞こえが低下してしまった場合、高音域の音を聞く事は難しくなります。補聴器で音を大きくし、高音域を聞くとなるとハウリングや雑音など様々な弊害が生まれます。そこで登場した技術が「周波数変換」「周波数圧縮」です。

周波数圧縮

フォナック ”サウンドリカバー2” 
ナイーダPシリーズ
「周波数圧縮」はフォナック社の補聴器に搭載された“サウンドリカバー2”という機能です。
「s」「sh」などこれまで重度難聴者や、高音域の聴力低下によって特に聞き取りづらかった高周波数帯域の音を、下記の図のように聞き取りやすい周波数帯域まで圧縮。自然に聞き取れるようになる事で、自らの発音まで改善されます。
 

 
 
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