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学校・企業・団体様向け

改正障害者差別解消法が施行されました

内閣府HPより引用

改正障害者差別解消法について

障害者差別解消法では、障害がある人への「不当な差別的取扱い」を禁止し、「合理的配慮」及び「環境の整備」を行うこととしています。
 そのことによって、障害のある人もない人も共に生きる社会(共生社会)を目指しています。
 共生社会を実現するための取組を推進するため、事業者に対し「合理的配慮」の提供を義務付けることなどを内容とする「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律」(「改正障害者差別解消法」)が、令和6年4月1日に施行されました。

・障害者差別解消法の対象
【障害者】 障害者手帳を持っている人に限らず、身体障害のある人、知的障害のある人、精神障害のある人、そのほか心や体のはたらきに障害のある人で、継続的に日常生活や社会生活に相当な制限を受けている全ての人
【事業者】 企業、団体、店舗、個人事業主、ボランティア活動をするグループなど
【分 野】 教育、医療、福祉、公共交通など ※雇用、就業は除く(「障害者の雇用の促進等に関する法律」による)

内閣府ホームページより

聴覚障害者への合理的配慮について

 
障害のある人とない人の均等な待遇の確保や、障害のある人の能力を有効に発揮できるよう教育の現場や職場、施設などで聞こえ環境の改善を検討されている場合に、ワイヤレス補聴援助システムなどを用いる方法があります。

最新のワイヤレス+集団補聴援助システム「ロジャー」についてのご紹介
弊社では、補聴器の他にワイヤレス補聴援助システム等の製品もお取り扱いしております。
ワイヤレス補聴援助システムは、マイクロホン付きの送信機から、話し手の声を補聴器/人工内耳に取り付けた受信機へ送り、聞き取りを改善するシステムです。補聴器が周囲の騒音を拾ってしまう騒がしい場所や、反響の多い場所、話し手との距離が離れている場所で役立ちます。
一方で、集団補聴援助システムは、1対多数の場面(例:学校の先生と生徒)で音声を電波で飛ばして、距離や環境に左右されないように補聴するものです。従来の方法では、磁気ループを床に設置して使用することから、工事など設置に手間がかかるケースもありました。
そんな中、ワイヤレス+集団補聴援助のいずれも可能なシステムの代表的な機器として、フォナック社のロジャーという商品が広く使われています。ワイヤレス補聴援助システム・ロジャーでは、反響が少なく遠くまで音声を届けやすい、専用の「線音源スピーカー」にも対応しています。難聴の方のみならず、健聴の方へも同時に会話聴取の一助となります。
ロジャーについてはこちら

合理的配慮および教育現場、職場における「ロジャー」の活用例につきましては、以下の資料に簡単にまとめてご紹介しています。ぜひご覧ください。


具体的な使用想定場面

<セミナーや全社集会>
通常、セミナーや集会等は補聴器が苦手とする場面です。
しかし、話者がロジャーマイクを使うと、マイクの音声が補聴器(ロジャー受信機が必要)に電波で飛び、補聴器からダイレクトにマイクの音声が聞こえます。
耳元で話しているかのような印象かもしれません。
また、ロジャーと同時に線音源スピーカー「デジマスターシリーズ」を使用することで、ロジャーに対応しない補聴器を使用している方や、健聴の方への音響設備としてもご利用いただけます。
<少人数の打ち合わせ>
複数人での会話は補聴器や人工内耳だけでは聞き取りづらい場合があります。しかしロジャーは話している人の声を識別して補聴器や人工内耳に送り、少人数の打ち合わせでも聞こえをサポートします。
<複数人での会議>
補聴器や人工内耳は距離が離れると、聞き取りづらくなってしまうことが多くあります。ロジャーは、複数台のマイクを接続でき、離れた位置に座った方の声を机上に置いたマイクで拾うことにより、補聴器や人工内耳に直接音声を届けます。机上に置いたロジャーは話している人の声を集音してくれるので、発表者がマイクを回しながら会議をする必要もありません。
<窓口での対応>
マスクやパーテーション越しの会話は、周囲の雑音で聞き取りづらい場合があります。ロジャーを利用することで聞きたい音声を直接、補聴器や人工内耳に届けることができるのでスムーズなコミュニケーションを補助します。
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