補聴器を検討中のご家族の方へ
難聴になると・・・
年齢とともに聴力低下を引き起こす加齢性難聴は、徐々に・ゆっくりと進行してしまうため、周囲の指摘から気付かれることが多く、本人は補聴器への意欲が無い場合がほとんどです。
難聴を放置すると、認知症のリスクが増大し(グラフ)、補聴器はその予防の一助となる可能性を秘めています。
しかし、きちんと補聴器を使いこなしていただき、活発な精神活動を継続するために、周囲の方、特にご家族の協力は必要不可欠です。
両親に補聴器を着けて欲しい! ~購入前~
まずは耳鼻咽喉科へ
- 補聴器は管理医療機器です。通販や家電量販店などではなく、認定補聴器専門店の専門家から購入することをお勧めします。
- その第1歩として、まずは耳鼻咽喉科(特に補聴器相談医)へ受診しましょう。
- 耳垢詰まりは無いか?
- 自分の聴力はどれくらいか?
- 補聴器を使っても問題ないか?
- 補助制度などの対象になるか、ならないか?
- 治療で改善する難聴の一つが「耳垢づまり」です。まずは治る難聴かどうか先生に診察してもらうと良いでしょう。
- 耳鼻咽喉科の先生と相談した上で、治療が難しく補聴器の適応と判断されれば、認定補聴器専門店宛に紹介状を書いてもらいましょう。
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ご本人と一緒にお店へ
- 補聴器は小型で操作を覚えたりする必要があります。
- また、種類や金額など決めないといけないことがたくさん。
- ご本人と一緒に不安や心配事を共有してくれるご家族が一緒にいると、ご本人は安心します。
- 補聴器にも限界がありますので、周りの方の協力もコミュニケーションをとる上でとても重要です。
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貸出後の相談もご一緒に
- 補聴器の購入は大きなお買い物です。
- どんな補聴器が良いか、皆さん悩まれます。
- 一緒に話を聞いていただくだけで、ご本人様は安心されます。
- 貸出後の相談にもぜひご一緒にお願いします。
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両親に補聴器着けて欲しい! ~購入後~
補聴器は購入してからが本番
- 補聴器のフィッティングは1回では終わりません。
- 使用状況に合わせて、少しずつ音を上げたり、もっとよく聞こえるように耳栓を変更したり、微調整が肝心です。
- ご本人様だけで難しい場合は、ご家族にご協力いただく必要があります。
- ぜひ、ご一緒に使い方を練習していただき、ご本人様が使いこなせるようにアシストをお願い致します。
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上手な会話法
- 補聴器の効果は、使用される方の聴力やことばの聴取能に、大きく由来します。
- 補聴器を使用される方と話される場合は、
- ゆっくり
- ハッキリ
- 正面1mくらいの距離から
- 表情豊かに 話してみてください。
- また、周囲の音がうるさい場所では、聴力正常の方でも聞こえは悪くなります。
- TVは消したり、窓を閉めたりして、なるべく静かな状況にしてあげると、会話がスムーズになります。
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メンテナンスは定期的に
- 弊社でご購入いただいた方には、定期的におはがきをお送りしています。
- 季節の変わり目や案内のおはがきを目安にご来店下さい。
- 定期的にお掃除・点検動作チェック・真空乾燥などを行いメンテナンスを致します。
- 当社で購入いただいた補聴器のメンテナンスは無料です! ※修理の場合は別途お見積り
- 来店前にお電話いただければ、スムーズにご案内できます。
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