よくある質問について
ホームページをご覧いただきありがとうございます。お客様より、よくいただく質問について、代表の池上がお答え致します。私は、言語聴覚士(国家資格)として、大学病院耳鼻咽喉科や小児医療センターでの勤務を経て、現在はアヅマ補聴器センター前橋本店を中心に、補聴器の相談等を行っております。医療の現場と販売の現場、双方で補聴器に関わった視点でお答え致します。
※言語聴覚士については コチラをご覧ください。
補聴器について
A. 集音器はお勧めできません。
補聴器と集音器については、補聴器と集音器の違い をご覧ください。
A. 補聴器は、買うお店選びが大切です。
価格だけで補聴器を選んでしまうと、ご使用される方のニーズに適切な器種選定ができません。補聴器は買った後の調整などアフターフォローが重要です。きこえの感覚は人それぞれ。その方の使い方、使う意欲、きこえの状態などで調整を工夫していく必要があります。
アヅマ補聴器センターでの購入の流れは ~初めてご来店いただいたら~
A. ぜひ”ご一緒に”アヅマ補聴器センターまでお越しください。
補聴器を使いこなすには周りの方の手助けも必要です。サプライズプレゼントをしたいかもしれませんが、そこはこらえてご家族でご一緒にご来店いただくことをお勧めします。また、「年齢とともに聞こえが悪くなってきた」といっても、人によって聴力や原因は様々です。加齢性難聴の場合、軽度難聴でも言葉の聞き分ける力が低下している方もいらっしゃいます。または、耳垢が詰まっていたり、中耳炎だったり、治療可能な難聴もあります。まずは、耳鼻咽喉科を受診し、アヅマ補聴器センター宛の紹介状をお医者様に依頼しましょう。医師の診断に基づき、補聴器購入をご検討いただくのが良いかと思います。
補聴器の使い方について
A. 補聴器は万能ではありません。
老人性難聴は多くの場合、「何かきこえるけど、言葉が分からない」と言われます。加齢とともに音を分析する力・ことばのスピードについていく力が衰えてしまうことが原因です。そのため音がしていることはわかるけど、何を言っているのかが分からないと言われてしまいます。(したがって補聴器のせいだけではなく、もともとの聴覚機能が原因である可能性もあります)
補聴器をつけている方には、
・大きい声ではなく、普通の声の大きさで
・早口ではなく、文節で区切ってゆっくりと
・口をきちんと動かしてハッキリ話す、といった話し方の工夫が必要です。
また、人は聴覚だけでなく五感を使ってコミュニケーションをとっています。表情や身振り、口元を見せるなど、視覚的な情報も併せてあげると、会話がスムーズになります。
難聴について
A. まずは耳鼻咽喉科医の先生に相談してみましょう。
加齢性難聴の場合は、ゆっくり進行していってしまうため、痛みや違和感を感じにくく、自覚が難しいと言われています。まだ「難聴による不便を感じられていない」状態かも知れません。まずは、きちんと耳鼻咽喉科で聴力検査を受けて、補聴器の必要性を相談しましょう(補聴器相談医*や言語聴覚士**であれば、より専門的に相談にのってくれると思います)。もしかすると、耳垢が原因で聞こえにくくなっているかもしれません。耳鼻科の先生の治療で改善するのであれば、補聴器は不要です。もし、治療が難しい場合は、補聴器で聞こえていない音を補う必要があります。その際は、認定補聴器専門店アヅマ補聴器センター宛に紹介状を書いてもらいましょう。
*補聴器相談医とは、日本耳鼻咽喉科学会の補聴器相談に関する講習を受け、学会から委嘱された耳鼻咽喉科医のことです。治療だけでなく、補聴器の相談にものってくれます。
**耳鼻咽喉科で勤務している言語聴覚士であれば、より具体的にアドバイスがもらえると思います。
A. 生まれつきの難聴のことです。
原因は、妊娠中の感染症、遺伝的な要因、低出生体重、新生児黄疸など様々です。聴力の程度も軽度難聴~重度難聴と様々です。また、先天性難聴児の親御さんのほとんどが聴力正常といわれています。将来的に聴覚を活用させる場合、生まれつき難聴のお子さんは、聴力正常のお子さんとは異なり、音そのものを学んでいく必要があります。そのため、補聴器や人工内耳など補聴手段を検討していくことも大切です。まずは、主治医の耳鼻咽喉科医師、担当の言語聴覚士、聾学校の早期乳幼児教育相談の先生に、相談されることをお勧めします。私たちも、医療機関・教育機関と連携を図りながら、専門店としてお子さんの対応をさせていただきます。
耳鳴りについて
A. まずは耳鼻咽喉科専門医を受診しましょう。
「耳鳴り」といっても、ザーやシーンといった高い音が聞こえる方、ゴーという低い音が聞こえる方など、様々です。薬物療法・心理療法・音響療法など、原因にあった治療を受けましょう。治療の一環として、補聴器を使用することがありますが、医療行為であり店舗では耳鳴り治療はできません。耳鼻咽喉科医の指示の下、行う必要があります。まずは、耳鼻咽喉科を受診し、治療法を相談してみましょう。耳鳴りの音響療法(補聴器を使った治療)実施施設はこちらのページに掲載されています。https://japan.widex.com/ja-jp/hearing-loss/tinnitus/tinnitus-hospital
購入について
A. 補聴器は管理医療機器ですが、補聴器購入費について医療保険を使うことはできません。
・しかし、治療の一環として認められると、医療費控除の対象となることがあります。詳しくはお近くの税務署でご相談ください。補聴器の医療費控除について(国税庁HP)
・また、障害者総合支援法に基づいて、補装具として交付されることもあります。詳しくは 各種補助制度 をご覧ください。
補聴器の補助については、各種補助制度をご覧ください。